どーも、お茶割りです。
今回は映画『アメリカンスナイパー』を紹介します。
本記事は、一部ネタバレを含みますので、ご容赦願います。
アメリカンスナイパーとは
”アメリカンスナイパー”はアメリカで制作され2014年に公開の戦争を題材にした映画である。
原作は『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』という自伝で、イラク戦争で160人を射殺した伝説的なスナイパーについて描かれている。
監督は”クリント・イーストウッド”が、主演は”ブラッドリー・クーパー”が担当している。
あらすじ
映画は、アメリカ海軍特殊部隊シールズに属するクリス・カイル(以下、クリス)が、イラク戦争で敵を狙撃するために、スコープで狙いをつけるシーンから始まる。
クリスは、アメリカのテキサス出身で、元々カウボーイをやっていたが、”アメリカ大使館爆破事件”をきっかけにアメリカ軍に志願をした。
厳しい訓練の末、アメリカ海軍の特殊部隊”ネイビーシールズ”に所属することとなった。
アメリカ同時多発テロ事件を機に始まったイラク戦争に派遣されることとなり、そこで狙撃兵として類い稀なる才能を発揮し、伝説のスナイパーと呼ばれるようになる。
クリスは、アメリカ軍での訓練期間中に出会った恋人タヤと結婚し、2人の子どもにも恵まれ、順風満帆な幸せな生活を送っていた。
しかしクリス自身は、イラクへの派遣を繰り返していくうちに、戦争の凄惨さに少しずつ心を蝕まれていき、傷を残していくこととなった。
▼下記予告編で映画の冒頭シーンと内容のあらすじ観れます▼
観た感想①(良かった点・悪かった点)
私は映画を観る前までは、伝説的なスナイパーがかっこよく描かれた映画だと思っていた。
でも実際は、クリスは伝説的なスナイパーでヒーローではあるが、”完全無欠のヒーロー”ではく、ひとりの兵士が戦争に苦悩する様が描かれていた。
想像していた内容とは違ったため、はじめは肩透かしを喰らった気分だったが、ひとりの男の兵士と父親としての生きざまががしっかりと描かれており、少しずつ映画に引き込まれていった。
残念な点を挙げると、映画の中で”夜間に敵のアジトに潜入する作戦が描かれたシーン”があったのだが、不自然なほどに明るく、また光の当たり方も違和感満載だった。
兵士たちは暗視ゴーグルを付けていたのだが、「どう考えったいらんやろ」とツッコミを入れたくなるレベルで明るかった。
真っ暗にしたら何がなんだか分からず、また多少明るくしても演者の判別が付かないとかなるため、仕方ないのかもしれない。
そこまで、けっこうリアルに戦争の様子が描写されていただけに、そのシーンになった途端、「これは作り物の戦争なんだな」と、気が抜けてしまったため残念だった。
ほかには、良くも悪くも展開(演出)がベタな感じがあるため、ドキドキして前のめりになる感じはなかった。
とは言え、伝説的なスナイパーの陽の部分だけに焦点を当てず、陰の部分をリアルに描いていた点は、いろいろと考えさせられる内容であり、良かった。
観た感想②(※核心部分のネタバレ含みます!)
クリスは退役後、PTSDに苦しんでいたが、周りの支えもあり克服することができた。
その治療を進めていく中で、自身と同様に退役後にPTSDに苦しむ元兵士をサポートする活動を行っていた。
ある日、クリスはPTSDに苦しむ退役兵である”エディ・レイ・ルース”を射撃訓練場へ連れて行った。
その日に事件は起きました。
クリスは射撃訓練場で、ルースに射殺されたのだった。
そのシーンは映画内で描かれてはおらず、字幕だけが入り、その後実際アメリカで行われたクリスと別れの様子が流れて映画は終了した。
内容としては、衝撃的だったのだが、映画内では、その結末を感じさせる演出ががっつりあったため、展開として、大きな驚きがあったわけではなかった。
しかしこれは実際の話であるため、衝撃的な内容なのは間違いない。
戦争映画は事実ベースで作られることが多いため、暗い気持ちになることが多いが、その度に戦争や紛争について考えさせられる。
例えば、テレビでアメリカがイラクに対して攻撃をしかけました。犠牲者は~といった報道が、普通に夕方のニュースで流れる。
でもその時に立ち止まって、そのニュースに対して深く考える人はあまりいないと思う。
私自身もその1人だが、こういった映画を観ると自然と考える機会ができるのも戦争映画の良い点かもしれない。
映画を観るキッカケはYouTube
私がこの『アメリカンスナイパー』の記事を書いたのは、YouTubeである動画を発見したのがキッカケです。
▼その動画がコレ!▼
この動画はシリーズ化されており、”いろんなゲームをその道のプロが、プロ目線で解説する”といった内容になっているのだが、これがけっこうおもしろい。
この動画が観たかったけど、その時まだ『アメリカンスナイパー』を観てなかったので、観てみようと思い、心に残ったので記事にしました。
さいごに
私自身、戦争映画は好きなので、けっこう観るが、楽しかったり幸せな気分になることはありません。
おもしろいと表現していいか分かりませんが、映画としてはおもしろいのでおすすめします!
映画の視聴は”Amazon Prime Video”でプライム会員特典で視聴することが可能です。
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